AWSデベロッパーアソシエイトの難易度と勉強方法を解説！【合格体験記】

AWSデベロッパー アソシエイト（AWS DVA）とは？

AWSを利用したシステムを構築する開発者向けの試験です。

各種AWSサービスの特徴を理解し、適切なサービスを選択してアプリケーションを実際に作成する能力が求められます。

AWS で継続的インテグレーションと継続的デリバリー (CI/CD) の仕組みを構築するためのパイプラインの知識やサーバーレスのアプリケーション作成方法なども問われます。

AWS利用した開発や保守の実務経験が1年以上ある利用者を対象としていますが、実務経験がなくとも受験可能であり、独学でも合格可能です。

試験詳細

申し込みはこちら　AWS Certified Developer - Associate

※18歳未満の受験者は親権者の同意が必要

AWS認定 一般的なポリシー

なぜAWSデベロッパー アソシエイトを取得するのか？

AWSデベロッパー アソシエイトは、AWSを使用したアプリケーション開発現場で開発者として働く人に向けた資格試験になっています。

システム開発の現場では、まず上流工程でアーキテクチャ設計を実施し、その設計をもとにしてインフラ環境の構築をすることになります。

この資格を取得していることで、実際に手を動かしてシステム構築を実行するための知識があることを証明することができます。

勉強方法・おすすめの教材

勉強法は資格対策本を使用して勉強しました。

なお、先にAWS ソリューションアーキテクト アソシエイトを取得してからデベロッパーを取得したため、前提として全体的な基礎知識を持っている状態です。

デベロッパー用に新たに使用した教材は以下の本です。

上記1冊のみで合格できました。

問題文が330問もあり、解説も丁寧で分かりやすかったです。480ページ超の分厚い本になるので気合は必要ですが、やる価値はあります。

AWSのマネジメントコンソールのスクリーンショットなどもあり、AWSのアカウントさえ作れば実際に自分で手を動かして確かめることもできるようになっています。

基礎を固めるには最適です。

ポケットスタディ AWS認定デベロッパーアソシエイトを使用した勉強方法です。

まずは通しで最後まで読み進めます。問題は解かずに解説をメインで読んでとにかく全体像を掴むことを優先します。

どんなサービスの問題が出て、どの程度のレベルの知識が必要とされているか、そして自分のレベルがどの程度かを把握し、必要な知識との差分を意識できるとよいでしょう。

1週だけでは記憶に定着しないので、2週目として問題を順番に解いていきます。その際に、間違えた問題はメモしておいてください。

そして、試験直前の仕上げとして間違えた問題だけを解いてきます。そこでも間違えた問題は苦手な項目だと思いますので、集中的に解説を読んで覚えるようにします。

AWSの公式の模擬試験などありますが、受験しなくても合格することはできました。

AWS デベロッパー アソシエイトの難易度は？

AWS デベロッパー アソシエイトの難易度について考えてみました。こちらについては個人の主観が多分に含まれることをご了承ください。

IT業界の登竜門的に取得させられるIPAの基本情報技術者試験の偏差値を仮に50とすると、感覚的にはAWSデベロッパー アソシエイトの偏差値は42くらいです。

単に合格するだけでしたら実務経験がなくとも合格できる難易度だと思います。

試験結果

試験結果は826点で合格でした。

AWS ソリューションアーキテクト アソシエイトよりもデベロッパー アソシエイトのほうが若干簡単だと感じました。

※なお、認定は発行日付から 3 年間有効です。3年たったら再試験が必要になります。

勉強時間について

勉強時間については毎回時間を計測してアプリで管理していました。勉強日数と勉強時間は以下の通りです。

勉強日数：17日

合計勉強時間：33時間

試験準備期間としては1ヶ月ちょっとです。

平均すると1日2時間くらいです。毎日2時間程度の学習時間を取ることができるのであれば2週間くらいで合格ラインまでたどり着けるかと思います。

まとめ

AWS デベロッパー アソシエイトは各AWSサービスの詳細を覚える必要があるので、より実践的な内容を学ぶことができます。

ソリューションアーキテクトに比べてデベロッパーは資格取得者が少ないと思われるので、開発者は取っておくとアピールできるのではないでしょうか。

これからクラウドがさらに普及していくなかで、資格取得はキャリアアップとして有効です。合格した後はさらなる上位資格である「AWS認定 DevOps エンジニア プロフェッショナル」にも挑戦してみましょう。