Java Silver SE 11に独学で一発合格した勉強方法＜合格体験記＞

Java Silver SE 11 (Java SE 11 Programmer I)とは？

Java Silver (シルバー) SE 11はORACLEが実施しているJavaの認定試験です。
Javaの試験ではBronze、Silver、Silverの3つのレベルがあり、Silverは2番目の難易度の試験になります。

試験詳細

• 試験名：Java SE 11 Programmer I
• 試験番号：1Z0-815-JPN
• 受験料（税込）：32,340 円
• 出題形式：選択問題
• 試験時間：180 分
• 出題数：80 問
• 合格ライン：63 %

ORACLE 試験詳細ページ

なぜJava Silver SE 11を取得するのか？

Javaに関する資格試験はORACLE以外にも、Javaプログラミング能力認定試験、Androidアプリケーション技術者認定試験などがあります。

その中でも一番認知度があるのがORACLEの資格試験です。Java Silverの資格を取得することで、最低限の知識があることを証明することができます。

Javaを採用しているシステムは世界中にたくさんあります。また、開発プロジェクトでもJavaプログラマーの需要は常にあります。

Javaプログラマーを採用する際に、実際にプログラミングしてもらって、スキルを確かめるような時間は通常ありません。

Java Silverを持っていれば、基本的な知識はすでに持っていると判断され、資格が採用する際のひとつの指標となりやすいです。

Java Silverは開発するにあたっての最低限の基本知識があれば合格できる難易度のため、この資格をもって高スキルのプログラマーとはみなされません。

むしろ、初心者、未経験者が取得することでプログラマーの素養があると評価されるでしょう。開発経験が浅かったりしてIT業界への転職を不安に思っている方は、資格を取得すれば一定のスキルの証明をすることができます。

また、Java Sileverの資格取得は最難関の資格であるJava Gold SE 11を受験するための前提条件にもなりますので、Goldを取得したい方は必須となります。

勉強方法

主に以下の資格対策本をメインとして勉強しました。

俗に黒本（インプレス）と紫本（SHOEISHA）と呼ばれているものになります。

黒本、紫本の個人的な感想です（雰囲気でまとめてます）

Java Silver SE 11については黒本をメインにして勉強し、紫本は参考書的にさらっとみて確認するような使い方をしました。

Eclipseなどで実際にプログラミングして動作を確かめると、実務でも役に立つでしょう。ただ、最短で資格を取得することを目的とするのであれば机上の勉強だけでも十分に合格できます。

それぞれ間違えた問題をメモしておき、2週目は1週目に間違えた問題だけを解くようにしました。

そこまで、難しい資格試験ではないので、肩を張らずに勉強して大丈夫です。

試験対策としては黒本、紫本で合格することができました。おそらくSilverなら黒本だけでも合格できると思います。

Java Silver SE 11の試験勉強で一番大事なのは基礎をしっかり理解することです。曖昧な箇所をつぶことが合格とその後のGoldの資格取得にもつながります。

勉強していると、なんとなくの雰囲気で理解したつもりになって、しっかりと理解できていないことを分かっていながら後回しにしてしまう人もいると思います。そこで、踏ん張って理解できるまで勉強できるかが勝負です。

受験申込

受験申込方法は変わることがあるので、公式のサイトを参考にしてください。

ここでは、お得に申し込む方法を記載します。

参考

お得な申し込み方法

【ピアソンVUE専用】Oracle監督付き試験用受験チケット(電子チケット)

公式から申し込むと32,340円かかりますが、上記のショップであれば30,180円で、さらにポイントが付いてきます。

買ったチケットはピアソンVUEでコードを入力することで試験申し込みに使用可能です。

試験当日

持ち物は身分証明書が2つ必要になるので忘れないように注意しましょう。
24時間前までなら延期することができるので、心残りがあるなら延期して追加で勉強することもできます。

出題内容

試験の内容としては、ほとんど黒本ででてきた内容と同じような内容でした。

SE11の範囲としてモジュールシステムの問題も何問か出題されていました。モジュールシステムについては以下の記事が参考になりました。
モジュールシステムを学ぶ
モジュールグラフが作られる様子を学ぼう

実務経験者などはSE8に慣れている方が多いと思うので、忌避しがちなモジュールシステムですが、SE11の資格を取るのであればモジュールシステムの理解は避けられません。ネットの記事も参考に頑張って理解しましょう。

出題内容としては、クラス、インタフェースや変数のスコープについて、またjavaコマンドでのコンパイルについても出題されました。全体的に複数のJava仕様の組み合わせでひっかけてくる問題がでてきます。そのため、組み合わせのうちの一つでも知らない仕様があると間違えてしまいます。

Silverでは一つ一つの基本的なJava仕様をしっかりと理解しているかどうかを試している問題が多いです。

難易度が高くないといえども中途半端な理解では合格は難しいので注意しましょう。暗記だけではなく、しっかりと仕様を理解して挑む必要があります。

試験結果

試験結果としては86%で合格でした。

Oracleの公式サイトで確認できるようになるまでは少し時間がかかります。

勉強時間

勉強時間については、平日は大体30分～1時間程度、休日は1～2時間くらいです。

ただ、平日については勉強してない日のほうが多いです。

勉強期間は2ヶ月くらいだと思います。大体50時間以上は勉強しているはずです。

Silverは難易度は高くないとはいえ、実務経験者でも勉強せずにいきなり合格できるものではありません。

SE8とSE11の試験内容は違うので、普段SE8を業務で使っていてもしっかり勉強しないと合格は難しいと感じました。

特に初心者や未経験者の方は1週間、1ヶ月で合格～などの記事や、周りに流されないようにして、しっかりと勉強して準備してから受けるべきでしょう。

まとめ

Java Silverの資格はJavaプログラマーの登竜門的な資格だと思います。

Java Silverは初心者が最初に勉強する内容として、とてもよくできている資格試験になりますので、初心者が受ける価値は大いにあります。

まずはSilverを取得して、最難関のGoldを目指し、スキルの証明をしてみてはいかがでしょうか。

もちろんGoldを取得してもそのあとの道のりは長いですが・・・。